2016 08,12 22:19 |
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オペラもコンサートもオフシーズンのウィーン。その穴を埋めるかのように毎夏開催されているのが、ウィーン市庁舎前広場で行われる音楽映画フェスティバルだ。 映画の上映は、21時からだが、夕方頃からにはたくさんの各国料理の屋台が並んでいて大賑わい。 この日は、かなり肌寒かったので、ビールを飲むという感じでもなく。 日本からも鉄板焼きとラーメン、寿司の屋台が出ていた。調理しているのは、日本人じゃなかったけど。 こちらは、オーストラリア料理の屋台。 この日上映されたのは、Barbara Hannigan – A late night Concert (Mahler Chamber Orchestra, Lucerne Festival, 2014)。Barbara Hanniganは、ソプラノ歌手でもあり指揮者でもある。なんと歌いながらオーケストラを指揮するの。寒さを堪えながらしばらく鑑賞したけど、凍えるような風の冷たさに途中で断念。でも、プロジェクターから市庁舎のスクリーンに映し出される映像はとっても綺麗で、また音響もとってもよかったので、大満足。 オーケストラを指揮しながら、歌うんだよー。 |
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2016 08,12 18:56 |
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ミッテとは、ドイツ語で「中心」という意味だが、中央駅という意味のHauptbahnhofは、別途あり、そちらの方が規模も路線も多い。 ここは、市の中心部からちょっと外れているし、かと言って東京駅のようなビジネス地区でも無さそう。ただ、空港へのシャトル列車は、ここから発着している。ここでは、スターアライアンス系のエアラインは、チェックインができるみたい。 駅の周辺は、閑散としているが駅構内には、たくさん人がいる。ここから乗り換えて市の中心部へ向かうのかな。 駅ビルには、スーパーやH&Mなどのファッション店、ホームセンターなども入っている。 駅と道を挟んで向かい側のビルには、映画館も入っていた。 |
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2016 08,12 10:47 |
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長くハプスブルク家が居を構えた王宮。新王宮、美術館、博物館とこのエリア一帯に堂々とした石造りの建造物が建ち並ぶ。 王宮は、現在博物館になっており、ここでシェーンブルン宮殿と共通のシシィ・チケットを買っておけば、シェーンブルン宮殿の大行列に並ばないですむ。王宮のチケット売り場もそれなりの行列ができていはいるがシェーンブルンに比べればたいしたことない。並ぼうかと思い、ふと見ると列の途中に自動券売機があり、そちらで入場券が買えたので並ばずに済んだ。自動券売機は、クレジットカードしか使用できず、また王宮のみのチケットしか買えないので、シシィ・チケットを買いたい場合は、列に並ばないとならない。 王宮内は、写真撮影禁止。銀のカトラリーや陶磁器の食器、燭台など豪華なコレクションは、圧巻だ。なんとも豪華で優雅な晩餐会が行われていたのだろうと想像に難くない。 日本の器もたくさん並んでいた。伊万里や有田、その他の地域で作られたものもあったが、全てがARITAと表記されている。その昔、陶磁器が積まれた港が有田だったため、ヨーロッパでは日本のものはARITAとして流通したとのこと。 王家が過ごした書斎、寝室、バスルームなども見学できる。意外とシンプルな印象。ベッドも天蓋とかなかったし。 シェーンブルンに比べるとはるかにすいているので、こちらはゆっくり見学できた。 隣接している新王宮。こちらも博物館になっている。ハプスブルク家の統治中、どんどん王宮が増設されていった。 王宮の先に、美術館・博物館地区がある。 |
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2016 08,11 15:29 |
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ウィーンと聞いて真っ先に頭に浮かんだのがここ、シェーンブルン宮殿。オーストリアに来てからずっと雨だったけど、やっと青空。ここ雨だったら、つらかったな。 市の中心部から地下鉄で15分ほど。とっても近い。世界遺産でもある一大観光地の割には、駅が小さいなあと思ったけど、駐車場にたくさんの観光バス。そうか、ツアーで来る人も多いんだろうね。海のないオーストリア、リバークルーズのバスもたくさん止まっていた。 門をくぐるとハプスブルク家の夏の離宮シェーンブルン宮殿が威風堂々現れる。入り口のチケット売り場が気の遠くなるほど大行列。300人くらいいるんじゃないと思うくらい、人、人、人。何やら係のお姉さんが叫んでいる。「宮殿の左右の入り口にもチケットブースがあり、そちらの方が混雑していないので、ぜひそちらへ」と、ふむふむと宮殿内のチケットブースに向かう。確かに10グループくらいしか並んでないね。並ぶとまた係のお姉さんがやってきて、チケットの種類の説明をしてくれる。こことここに入るにはこの切符、こちらにも行くならこの切符と入場券が5種類くらいある。並んでいる時に皆、決めてくれればいいのに、売り場で自分の番が来たらまた説明を聞いたり、また途中で売店の物を買う人が割り込んできたり、そして最後に宮殿への入場時間が言い渡されるんだけど、それがだいたい1時間から2時間後なので、そこでごねるごねる。自分の番がなかなか回って来ない。こっちは、もうチケットの種類決めているのになあ。 後で、気づいたけど、シシィ・チケットというものがあり、それだけは時間に関わらず即入場できるものだった。それは、市内の王宮と共通チケットなので、前日までにそちらを市内の王宮で購入し、先に王宮を観光していれば、このびっくりするほどのシュエーンブルン宮殿の行列に並ばずに済んだのだ。ちゃんと下調べしてくれば良かった。 たいした人数ならんでいなかったのに1時間近く待たされて、あげくに宮殿への入場は1時間45分後ときた。 というわけで先に庭園の方から見ることにする。 目指せヴェルサイユ宮殿として建てられたこの宮殿、なんとなく雰囲気が似ているね。花壇が整備されていて綺麗だ。 シンメトリーな建物、空間って好きだよ。夏だし、陽が当たるとちょっと暑いけど、日本のような湿気もなく、また気温も20度無なかったねえ。快晴というのもいいけど、適度に雲がある方が絵画っぽくて好き。 迷路庭園というのがあって、その昔(1698年から1740年)には、全長3キロの迷路が広がっていたらしいけど、その後失われ、1998年に再整備されたとのこと。 見た感じ小さいし、しょぼっと思って入ってみたら、これがまた迷う、迷う。(笑) 途中に展望台があって、そこから迷う人を見ているのは、楽しかったよ。冬もやっているのかなあ?ビデオカメラで撮影して、「シャイニング」ごっこしたい。 ヨーロッパの庭園の噴水はすごいよね。もはや彫刻。 まだまだ時間があるので、丘の上に建つグロリエッテという建物まで登るよ。 これがなかなかの坂道。暑かったら、汗だらだらでつらかったな。 まあ、それだけになかなかの眺め。ウィーンの街が一望のもと。ひときわ高いのが現代建築ではなく、街のシンボルのステファン大聖堂ってのがいいねえ。それ以外の建物の高さが均一なので、遠くまで見渡せる。 ようやく到着。列柱建築で真ん中のガラスが入ってる部分がカフェになっている。反対側には、テラス席も。 グロリエッテ内のカフェで休憩とランチ。地下にトイレがあるけど、50セント必要。ウィーンのコーヒーは、うまいね。 パスタを頼んだけど、これがびっくりするほど美味しくなくて、半分くらい残しちゃった。観光地値段の観光地料理だね。確かに、たいしたキッチンもないし、ここで美味しいものを期待するのは酷かも。 グロリエッテは、屋上にも登れるので、さらなるウィーン市街のパノラマが。いやあ、整然とした美しい街だなあ。 そして、下山。グロリエッテを振り返る。現代建築が全くない景色は、圧巻だね。 ようやく時間となったので、宮殿の中に入る。館内は、撮影禁止。 入場券にオーディオ・ガイドが含まれている。日本語もあった。説明員がエスコートするガイドツアーもあった。これが両方くせもの。ただでさえ大混雑の館内にオーディオ・ガイドを聞くために多くの人が立ち止まる。各部屋には、抜けても抜けても、説明員付きのガイドツアーの団体がいて、これまた大混雑。英語、中国語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、韓国語とどの部屋にも万遍なくガイドツアーの団体がいて、すし詰め状態。息苦しさにあまりちゃんと見ずにささっと出てきちゃったなあ。ここは、早朝の空いた時間に来るのがいいみたい。 宮殿内にオランジェリーが。おお、パリにもあったよ、温室でしょ?パリは、美術館になっていたけど、こちらは? ガラ〜ン、何にもな〜い。 人混みに疲れた。半日程度くらいに考えていたけど、結局一日つぶれちゃったねえ。 また、地下鉄に乗って市内へ戻る。 |
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2016 08,11 11:57 |
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2016 08,11 08:15 |
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カフェ・ツェントラルでコーヒーを飲んだ後、周辺を歩き周りながらホテルに戻る。 途中でパサージュを見つけた。ヨーロッパのパサージュって好きなんだよね。パサージュって、ようはアーケード商店街だけど、日本とはだいぶ趣が異なる。(笑) 美しいよねえ。 これなら雨の日でも屋外感覚でコーヒータイム。 途中に噴水が。 ガラスのドームの天井で陽の光が入ってきて明るい。 高級ブランドの一大集積地、ゴールデン・クォーター。ブルネロ・クチネリ。誰もお客さんいなかったけど入ってみた。「どこから来たの?」と聞かれ、「日本」と答えたら、「外国人で来るのは日本人ばかりだね。日本で有名?」と聞かれた。最近、ブルネロは、日本でもその高いクオリティーで有名になってきているよねえ、なんて話をして、何も買わずに店を出る。こちらでも、ブルネロは、高いねえ。 ゴールデン・クォーターに面するカフェ。さすがに洒落ている。 ゴールデン・クォーターの一角。キートンやブリオーニなどスーツの一流ブランドが並ぶ。 プラダも大きな店舗を構えていたけど、日本で見た新作はほとんどなく、あら、これってワンシーズン前じゃないってのがたくさん置いてあった。でもセールしていなかった。 ルイ・ヴィトンは、ヨーロッパで二番目に大きな店舗ってオーストリア観光局のホームページに書いてあったけど、それってパリの本店の次ってこと? 確かに広かったけど、品揃えは、日本の表参道や銀座には及ばないねえ。欲しかった鞄が一つあったんだけど、それは取り扱いがなかった。オーストリアのルイ・ヴィトンのサイトにはあったんだけどねえ。残念。 ちなみに、ゴールデン・クォーターにあるのは、ジョルジオ・アルマーニではなく、エンポリオ・アルマーニ。 カルティエ、ジョルジオ・アルマーニ、フェンディ、バーバリー、グッチが軒を連ねるコールマルクト。奥の緑のドームは、王宮。なるほど王宮の門前通りは、一流ブランドがひしめいているわけか。有名なデーメルのカフェもこの通りにある。 |
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2016 08,10 17:34 |
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2016 08,10 12:17 |
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滞在中、ザルツブルクはずっと雨か曇り。ウィーンへ移動する日、少しでも晴れたら、青空の旧市街をカメラに収めようと思ったのだけど、朝起きたら今日も雨。昼過ぎの列車でウィーンに向かおうと思っていたけど、雨なので午前中の列車で移動することにした。 宿泊したクラウンプラザは、旧市街にもザルツブルク中央駅にも徒歩圏なので選んだのだけど、近いとは言え雨の中スーツケースを押しながら歩くのは大変なので、ホテルをチェックアウトしてタクシーを呼んでもらう。以前にも利用したことがあるザルツブルク中央駅。ものすごく綺麗になっていて驚いちゃった。 オーストリア国鉄の列車のチケットは、ネットでも買えるけど、スケジュールをチェックしていたら、それほど混んでいないようだったので、現地で買うことにしていた。駅でも自動券売機で購入できるけど、窓口もそれほど並んでいなかったので、窓口に向かう。パリでは、英語対応の窓口が限られていて(今は、どうなのかな?)、そこはいつも混んでいたので自動券売機で買ったけど、ザルツブルクではいまのところどこでも英語が通じるなあ。駅の窓口も英語で問題なかったので、本当に旅行者には助かる。 無事にチケットを買うことができホームに向かう。そう言えば、ヨーロッパの駅は改札がないから、チケットを機械に挿入してバリデーションをするんだっけ?と機械を探し、それっぽい機械にチケットを挿入しようとしたら、おじさんがやってきて「必要ないよ、そのまま電車に乗って大丈夫」と多分それっぽいことをドイツ語で話してくれて、そのままホームに向かう。言われてみれば、以前ザルツブルクに来た時は、ネットで予約して、チケットを紙で印刷してきてバリデーションしなかったと思い出し、列車に乗り込む。 普通列車にIC(Inter City)、そして特急のRail Jetと複数あり、一番早く着くRail Jetを利用した。ウィーン中央駅まで2時間20分。途中、オーストリア第3の都市リンツでIBMのビルが見えた。へえ、ここにもあるんだ。リンツは、工場からの煙が立ち上り、工業都市という感じだったね。 ウィーン中央駅に到着。以前、ザルツブルクからの列車は、ウィーン西駅に着いたそうだが、中央駅が綺麗に改修整備されてからは、こちらに止まるようになった。乗ってきた列車の半分の車両は、途中の駅で切り離されウィーン空港に向かったようだけど、ということはウィーン空港から直接列車でザルツブルクに行けたんだよねえ。 中央駅は、新しいだけにモダン。ヨーロッパの駅の感じがないなあ。綺麗でお店もたくさんあった。地下に大きなSPARがあった。街中では見つからなかったPEZがここにはたくさん売ってた。 タクシー乗り場に行って、タクシーを拾いホテルに向かう。 |
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2016 08,09 22:36 |
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7月8月は、オペラやコンサートのオフシーズン。音楽の都ウィーンでは、オペラ座もウィーン・フィルもお休みだ。その時期、逆にオンシーズンになるのが、ザルツブルクだ。訪れた時は、まさに有名なザルツブルク音楽祭の真っ最中。人気のチケットは、年初早々に売り切れてしまうほど。されど、僕が旅行を決めたのは出発の2週間前。でも、きっと当日券もあるよねえ、なんて甘い考えで劇場に行ってみる。 メイン会場のザルツブルク祝祭劇場に行き、そのショップの中にある窓口で、当日券があるか聞いてみた。お目当てのグリゴリー・ソコロフのピアノ・リサイタルは売り切れ、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」は一番高い席420ユーロだけ残っていた。ちょっと高いなあと思い、もう一つ当日券があった「歌の夕べ」にすることにした。どんなプログラムと係の人に聞くと「ブラームスの歌曲」とのこと。うーん、馴染みがないなあ。(笑)まあ、でも劇場に入れるだけもいいかな。この時期にザルツブルクにいるんだからということで購入。劇場の場所を聞いたら、新市街とのこと。それなら宿泊しているホテルに近いからなおいいか。そっけない感じの受付の人だったけど、地図を印刷してくれ渡してくれた。 夕食を食べてから、もらった地図を持って劇場に出かける。あれ、なんか劇場ぽくない。受付の人に聞いたら、「ここじゃない、川の側、マペット劇場の近くだよ」とちょっと冷たく言われる。どうやら間違って来ている人が多くて、同じ質問にうんざりしている感じ。同じ間違いをしているちょっとフォーマルな人たちの後を付けていくけど、彼らもやっぱり迷って違うところに向かっている感じ。開演時間に間に合わなくなっちゃうとあせって、ホテル・ザッハーに飛び込みベルボーイにチケットを見せて聞いてみる、ようやく場所が分かり、そこから至近距離だったので間に合った。 ロビーは、フォーマルな出で立ちの人で溢れている。カジュアルな服装は、おそらく観光客。現地の人にとっては、とっても格式高い演奏会なのね。 今回は、雨だったので一応ジャケットは着たけどカジュアルな装いになっちゃった。シャツは、ジョルジオ・アルマーニだけどジップ・シャツだし。(笑)ジャケットは、クルチアーニの麻ジャケ、ボウタイは、トム・フォードだけどにっし君からの借り物。 本当は、「サウンド・オブ・ミュージック」のクライマックスの音楽祭が撮影されたフェルゼンライトシューレに入りたかったんだけど、今宵の演奏会は、Stiftung Mozarteum Salzburgの大ホール。実は、近くにMozarteumという教育施設があり、皆そこの地図を渡された模様。受付の人、適当すぎる。 まあ、無事に開演時間に間に合ったので良かった。そして、キンキラキラのゴールドの内装にうっとり。天井から下がるシャンデリアもゴージャス。 立派なパイプ・オルガン。むしろ、パイプ・オルガンの演奏が聞きたかったなあ。 全体的にフォーマルでしょ。やはり、ヨーロッパでの演奏会のためにタキシードが必要か。 今宵のプログラムは、ブラームスの歌曲「美しきマゲローネのロマンス」 Matthias Goerne, Baritone Yuja Wang, Piano Ulrich Matthes, Speaker 3人出てきて、一人はバリトン歌手、一人はピアノ奏者、じゃあ、あと一人はと思ったら朗読者。歌はとっても素晴らしかったんだけど、この朗読が全曲の始まる前に数分間ドイツ語のみで行われ、何を言っているのかさっぱり分からず、これがまあ苦痛だったなあ。でも、とっても良い記念になった。こういう豪華なホールで音楽鑑賞、それもヨーロッパで、やっぱりいいよねえ。今度は、思い切りフォーマルでお洒落して来たいなあ。 演奏会が終わり劇場を出てちょっと歩いたら、そこはザルツブルクの旧市街。ロマンチックな夜だよなあ。 |
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2016 08,09 14:31 |
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旧市街と新市街を隔てるザルツァッハ川に架かる橋を渡ってすぐ、そこから始まる新市街の繁華街はぐっと人通りが減る。地元の人向けのお店が並び、比較的大き目な店舗を点在する。観光客は、ほとんどいないのでレストランのメニュー看板もドイツ語ばかり。橋を渡って数秒のところにあるのに、物価がぐんと安くなる。こっちで買い物した方がいいかもね。洒落たカフェやレストランもたくさんある。そして、旧市街に比べて空いている。 スワロフスキーも旧市街のお店はセールをしていなかったが、新市街の店では半額セールをやっていた。 街並みも意外と素敵。日本人からしたら、こちらでも十分旧市街の趣だ。(笑) ザルツブルクに長期宿泊するなら、こちらの方が日用品やちょっとした買い物には便利だね。切手ショップに、ナチス時代のヒトラー切手が売っていて、ウィンドウショッピングもなかなかに興味深い。 |
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