2018 03,14 11:25 |
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2018 03,14 10:29 |
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近鉄大和西大寺駅から、歩いて閑静な住宅街を抜け、秋篠寺へ。小さな門をくぐるとまるで別世界。雑木林と苔が美しい参道に心が平静な気持ちになる。 都会の喧噪を離れて、たまにはこういうところに身を置きたくなるよね。ものすごく気持ちがいい。 さらに心が洗われるのは、拝観受付の方の丁寧な対応。本当にこのお寺は、気持ちがいい。 国宝の本堂は、鎌倉時代の建築。かつては、大伽藍を持つ大寺院だったが、今は、ひっそりとしている。鳥のさえずり、そよぐ風が心地よく、本堂は質素な意匠だが、とても美しい。本堂に安置されている彫像の中でもとりわけ有名なのが伎芸天立像だ。東洋のミューズと称されるその麗しい姿を愛でに来る参拝者も多いとのこと。 静かな境内。 |
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2018 03,13 20:42 |
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2018 03,12 21:00 |
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という訳で奈良に来た。いつ来ても変わらぬ景色。それこそ素晴らしいもの。 本日の目的地は、ここ東大寺。 通称「お水取り」で知られる東大寺二月堂の修二会を見に来たのだ。 旧暦2月に行われる修行だったので修二会と呼ばれる。現在は、3月に行われるのだが、行われる堂は、昔の二月堂の名称のまま。今年で1267回目。 1267年、一度も途切れることなく実施されているとのこと。これは、驚き。東大寺が兵火にあった際も、二月堂自体が火災で焼けた時も仮堂を建て行われたとのこと。戦時中もやったんだよねえ。すごい。 修二会自体は、2月から始まっていて、3月のお水取りは、行われる修行の中でも最も有名。 二月堂の本尊に献上する水を井戸から汲むことが本来の 「お水取り」なのだが、その業を行う修行僧の道筋を照らすお松明が堂を駆け巡るその様を呼ぶようになっている。これは、3月1日から14日まで毎晩行われているのだが、テレビなどで紹介されるのは13日未明の本来の「お水取り」の前に行われる12日のお松明で、この日しかやってないと思っている人も多いのか大混雑する。もう一つ12日のみ「籠松明」と呼ばれ他の日より大きく長い松明が使用されるので、これまた多くの人が訪れる理由となっている。 17時頃、二月堂に到着。堂真下の広場はもうすでにいっぱい、その手前のエリアに並ぶ。お松明は19時30分からなので、2時間半立ち通しだ。 前にいた人が、携帯電話で「佐藤さん、今どこですか?」と話をしていて、きょろきょろしている先にTV「クレイジージャーニー」にも出演している「奇怪遺産」で著名な佐藤健寿さんも来ていた。報道機関のカメラエリアにいたよ。彼が撮った写真は、こちら。流石。 毎年恒例なので、警察の機動隊が場内整理に駆り出されていて、時折メガフォンで説明してくれる。慣れていて面白く笑わせてくれる警察官も入れば、機動隊一年生ですとたどたどしく説明して微笑ましく笑いを誘う隊員もいた。 で、二月堂が見えるエリアに入れるのは、2000人ほどらしい。そこに2万人から3万人近く来場する。お松明は11本。それで1本みたら退場しなければならない。2時間半並んで正味5分くらいしか見られない。最初に並んでいたということでとりあえず2本松明を見られた。東京から奈良まで4時間、立ちながらの待ち時間2時間半で数分というなかなか辛いものではあったが、やはりその迫力は実際にここにいないと分からないね。 一応一本目を写真に撮ったけど、伝わるかなあ? あっと言う間だったけど、1267年続く修二会に立ち会えたことは良い経験になった。 夜の東大寺は、幻想的だった。 |
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2018 03,12 11:40 |
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2018 03,08 13:58 |
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2018 03,08 12:21 |
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芹沢銈介美術館の場所を調べていたら、なんと隣に登呂遺跡があるじゃないか。まあ、登呂遺跡の方が先にあったんだろうけど(笑) 静岡にあるって知ってたけど、静岡市内の駅からそれほど遠くないところにあったのね。 誰でも入れる公園として整備されている。火起こし体験コーナーなどもあった。 遺跡は、住居跡、倉庫跡、祭殿跡からなり、住居群の前に水田が広がっていた。遺構には、水路もある。 雨で水がたまっちゃっているけど、この丸いところが住居跡。後ろにあるのは、復元された住居と穀物の高床式倉庫。 住居は、想像していたより広かった。天井も高い。中に囲炉裏もあり、天井から煙を逃がす構造になっている。 結構、お隣さんは近いね。 教科書でお馴染みの登呂遺跡。見つかったのは戦時中で、本格的発掘調査は戦後になってからだから、この遺跡の歴史から考えると最近だよね。弥生時代後期で一世紀頃の遺構らしい。子供の頃は、すごく行ってみたい場所だった。まさか、芹沢銈介に導かれて来られるとは。 隣接する博物館で出土品や資料などを見ることができる。芹沢銈介美術館との共通券を購入した。 この時代の人々、どんなことを考えて日々暮らしていたのかなあ。考古学って面白いよな。 登呂遺跡 静岡市駿河区登呂5-10-5 |
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2018 03,07 18:25 |
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静岡の町は、昔の町名が今もそのままで、そのどれもが味わい深い。夜の繁華街は両替町、そして駅前の紺屋町から続く静岡の中心市街の呉服町だ。ちょっと昔の横浜伊勢佐木町のような雰囲気で、お店は奇麗でモダンに改装されているものが多いけど、どこか懐かしい風情ある商店街だ。人通りも多く、寂れてゆく地方都市の中で静岡はとっても活気がある街だ。 呉服町だけにオブジェ?ベンチ?が簪(かんざし)。 新しい店の中に、老舗も軒をつらねとてもいい商店街になっている。 伊勢丹。静岡駅からも新静岡駅からも離れているけど、昔ながらの中心にある伊勢丹。高級ブランドは、松坂屋に入ってしまっているけど、中心街に百貨店があるのはなんとも素敵だ。 伊勢丹は、近隣ビルに分館を配置し、高級ブランドの路面店を展開している。 伊勢丹向かいの再開発ビル。蔦屋書店が入居している。 静岡銀行の本店ビル。重厚な佇まいは、旧静岡三十五銀行の本店建築だ。 呉服町の伊勢丹前と交差する七間町の通りは、かつての映画館街。最大手で複数館の映画館を営業していて静活が新静岡駅ビルのシネコンに移転・統括してしまったため、現在は、シネコンを一つ残すのみ。呉服町に比べるとちょっと寂れた感があるが、こちらも昔ながらの雰囲気が漂い、町歩きは楽しい。 現在この通りに残る唯一の映画館の静岡東宝会館。 おそらく、ここはかつて大きな映画館だったんじゃないかなあ。静活ビル。現在は、ゲームセンターとボウリング場。 落語をやっていそうな、すき焼の老舗三笑亭。 夜の繁華街両替町。 |
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2018 03,07 16:52 |
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降りたことない駅に行くシリーズ。続いては、静岡駅。駅前には、松坂屋。1Fにルイ・ヴィトン、フェラガモ、カルティエ、ティファニーと地域一番店の力を見せる。デパ地下も充実。 JR静岡駅と静岡鉄道の新静岡駅は、適度な距離に立地していて人の回遊性があり、そのせいか街が賑やかだ。郊外の巨大ショッピングモールもそれほど進出していないらしい。街に活気があるとやはりいいねえ。 松坂屋から、丸井・モディ、東急プラザ、新静岡駅ビルのセノバまで大きなショッピングビルが立ち並び、洒落た店も多い。 JR静岡駅ビル 駅前から伸びる通り 松坂屋と反対側にある紺屋町。美術館を擁する再開発ビルが聳え、西武百貨店が撤退したものの、その後にパルコが入り、多くの店鋪が立ち並ぶ。小さいながらもちょっとした地下街も形成されていて、JR静岡駅とつながり、回遊性もある。 |
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2018 03,07 15:12 |
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